今日は、『銀行で500万円借りてきました』という題で、
かなりニッチではありますが、
新設法人が 地方銀行から融資を引く方法についてお話ししていきます。
銀行へのアポイントメント
まず銀行に行く時は、先にアポイントを取りましょう。
アポを取ることで口座開設に必要な資料を教えて貰ったり、
経営計画書を持っていくと電話口で話すと、
融資担当者の時間を調整してくれて直接権限ある人に面会できたりします。
①口座作成の為に必要
・法人の履歴事項全部証明書
(個人でいう住民票のようなもの)
・法人の印鑑証明書
・来店者の本人確認書類
◎法人の公式ホームページ
◎会社事業内容、パンフレット
→ここまで用意すると良し。
公的な実績など信頼性高める
*福島県内の県立高校で授業をしている
エピソードは受けが良かったです。
持込資料、評価されたもの
口座開設の際のご挨拶では、上記のものに加えて、
以下の資料を持ち込みました。
②追加で持参した資料
◎個人事業 決算書(2期分+本年途中1期)
◎中期経営計画書(3年計画)
特に銀行からは、個人事業の売上成長
50万/年→800万/年→3000万円
と黒字経営の決算を高く評価して頂きました。
# 隠すことなく全て見せたのも良かったのだと思います。
また3年間の中期経営計画もビジョンや商品ごとの計数計画、
キャッシュフローなども提示したことで、
今後の成長を期待してくださり、
そして最大で月次売上の3倍である600万円、
法人成りで新設法人であることを考慮して
500万円を借りないかというお話になりました。
普通新設法人は、銀行と取引できず
公庫→信金→地方銀行とステップアップすると聞いていたので驚きでした。
しっかりと先輩経営者からヒアリングして
準備したことが良かったのだと思います。
# 設立したばかりで、ここまでしっかりした資料を準備したところは少ないと
仰っていただけました。
知識投資大切。
銀行との面談、話したこと
銀行との融資面談では、経営計画(事業計画)に基づき、
どのような用途にお金を使うのかというヒアリングをされます。
(1) 運転資金
・キャッシュフロー健全化
・人材雇用のための固定費
・事務所設立のための固定費
・事業拡大のための広告宣伝費
(2) 設備資金
・サービス販促のための公式HP
・サービス販促のためのCRMシステム
・不動産、PCなどの有形固定資産
大きく資金用途はこの2つに分けられ
月次売上の3倍を、返済期間5-7年、
年利1-2%(信金は2-3%)が主流とのこと。
調達資金の使い道
今回調達した資金は、探求学園の発展のために
使っていこうと思います。
(1)知識投資 180万円
・CRMコンサル 100万円
・会計コンサル 40万円
・経営コンサル 40万円
→僕も成長を追求して、学んだことを皆さんに随時還元したいと思います。
(2)広告宣伝 120万円
・公式ホームページ 60万円
・公式LINEツール 60万円
→探求学園の認知度、経済圏の拡大を目指していきます。
(3)人材雇用 100万円 [運転資金]
・経理/総務人材 15万円/月
・開発リーダー 40万円/月
・開発エンジニア 20万円/月 * 2
・学生インターン 5万円/月
・その他 共同経営 レベシェア
→学んだ後に直接仕事につながるように
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銀行融資のお話、いかがでしたでしょうか?
すぐには直接いかせる知識ではないですが、
今回の事例からは、先輩メンターからの情報収集自己開示からの信頼獲得が大切である
ということが学べるかと思います。
ぜひ将来的に、法人を立てる、融資をひくそんなタイミングで、
困ったことがありましたらいつでもご相談くださいね。